アーティストをもっと好きになれる、おすすめの洋楽映画まとめ

洋楽

ここ数年、海外アーティストをフィーチャーした映画がたくさん公開されていますね。
こういった映画は、そのアーティストの人生や価値観を知ることができ、またそのアーティストを知らなかった人が好きになるきっかけを作ってくれるので、
洋楽好きにとっては嬉しくてたまりません。

そんな洋楽映画をまとめてみました。
洋楽初心者の方にぜひ見てもらいたいです!

ボヘミアン・ラプソディ

日本でとても話題になった映画ですね。
イギリスのバンド、クイーンを題材とした映画で、主人公はボーカルのフレディ・マーキュリーです。
フレディ・マーキュリーの半生をたどりながら、クイーンの活動を描いていきます。

基本情報

公開:2018年
時間:2時間13分
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック

見どころ・感想

「『ボヘミアン・ラプソディ』という映画が出るらしい」という情報を知った時は、正直相当テンション上がりました。
「あのフレディの歌が映画館で聴けるなんて!」と思いました。

僕はIMAXスクリーンでこの映画を見ました。
このスクリーンはすごく巨大で、音の迫力も凄い。こんな豪華な環境で見れるなんて最高でしたね。
ただ、実際見ていくと、純粋なクイーンファンとしては少し残念でした・・・。
というのも、映画内で歌われている曲のいくつかは、本人の声ではないものが使われていました。
主演のラミ・マレックや、フレディの声にそっくりの人が歌った音源が混ぜられていました。

で、こっちは真剣に見ていたわけなので、その歌が流れると「ん?」とすぐさま違和感を覚えました。
そして聴いていくとさらに違和感が募る。

「これフレディの声じゃないぞ・・・?」

映画を見ていたその時はもちろん本人以外の声が入っていることは知りませんでしたが、結局この違和感があったために、鳥肌が立つほどの純粋な感動はできませんでした。
純粋なフレディの声が聴きたかったなぁ・・・。
だってそれくらい本当に凄いシンガーだから。
フレディはそれくらい特別な声を持っています。

とはいえ、物語としては楽しめました。
クイーン4人で1つの曲を作っていく様子がとても楽しそうだったり、感情移入できるフレディの心情描写の描き方だったり。
そして最後のライブエイドに至るまでの展開の持って行き方はアツかったです。
ライブエイドもとてもリアルで楽しめました。
Youtubeに比較動画が上がっていますが、マジでリアルでビックリします。

Live Aid | Bohemian Rhapsody (2018) – scene comparisons

なので、めちゃくちゃクイーンが好きなファンにはあまりオススメできないですが、クイーンをかじってみたい人にはすごくオススメできる映画だなと思いました。

映画で使用された曲

映画内で使用された曲をおすすめ順に紹介します。

①Bohemian Rhapsody

Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video Remastered)

まずは、映画のタイトルにもなっているこの曲。
ギネス・レコードの会社が行った 「英国史上最高のシングル曲は?」 というアンケートでは堂々の1位になったそうです。
確かに唯一無二の曲ですよね。

1曲の中で「アカペラ→バラード→オペラ→ハードロック」と全く異なるジャンルの音楽が展開されていく曲なんて、この曲しかありません。
この展開力で聴く人たちの心をグッと掴んで離しません。
しかも激しい展開なのに、そのつなぎ目はとても自然。
1曲を聴き終わる頃には満足感が溢れ出てきます。

②Killer Queen

Queen – Killer Queen (Top Of The Pops, 1974)

この曲は”Bohemian Rhapsody”に比べればとてもシンプルな曲です。
しかし、シンプルな曲ほどそれぞれの音がしっかり自立して組み合わさっていないと1つの曲として美しくならないんですよね。
そういう意味で、”Killer Queen”はとても美しい曲です。
特に際立つのが、フレディの安定した歌声。
この小気味よい4拍子に揺られながら、フレディの綺麗な高音をずっと聴いていたいです。

③We Will Rock You

Queen – We Will Rock You (Official Video)

日本で1番有名なクイーンの曲ではないでしょうか。
テレビやCMで幾度も使われてきた印象です。
この曲が本当に凄いと思うのが、国籍や人種関係なく誰でもノれる超簡単なリズムなのに、「”We Will Rock You”だ!」と思える独自性の高さです。
「誰でも知ってて分かりやすくて、そして楽しい」って、エンターテインメントとしては最高だと思います。
僕はこの曲に対してそういうところに尊敬しています。

ロケットマン

続いて、イギリスのレジェンドアーティスト、エルトン・ジョンを題材にした映画、『ロケット・マン』を紹介します。
日本では『ボヘミアン・ラプソディ』ほど話題にはならなかった映画ですが、この映画もまた、とても見応えのある映画です。
エルトン・ジョンの幼少期から下積み時代、アーティストとしての成功、ドラッグなど、波乱万丈の人生が彼の楽曲とマッチさせながら描かれています。

基本情報

公開:2019年5月22日
時間:2時間2分
監督:デクスター・フレッチャー
出演:タロン・エジャトン

見どころ・感想

この映画の見どころは、『ボヘミアン・ラプソディ』とは違い、『ロケット・マン』ではミュージカルとして楽曲が登場することもあるところです。
物語の展開とエルトン・ジョンの心情、そして楽曲のマッチ具合がとても良く、感情移入してしまうシーンが何度もありました。
特に、映画のタイトルにもなっている”Rocket Man”が流れる瞬間は感傷的です。

映画で使用された曲

①Tiny Dancer

Elton John – Tiny Dancer (Official Music Video)

この曲の印象的なところは、なんと言ってもピアノの美しさです。
僕は『ロケット・マン』を見る前から元々知ってはいた曲でしたが、映画の中でじっくりと鑑賞してみると、そのピアノの美しさにうっとりしてしまいました。
「こんなに美しい曲だったのか・・・」と、。
映画を見終わった後にもっと好きになった曲でした。

②Your Song

Elton John – Your Song (Top Of The Pops 1971)

エルトン・ジョンの曲の中でも特に有名な曲ですね。
映画中にこの曲のイントロが流れた時は鳥肌が止まりませんでした。

僕はこの映画を見るまで知らなかったのですが、エルトン・ジョンの多くの楽曲は、バーニー・トーピンという作詞家との共作で、”Your Song”もバーニーの作詞です。
そして”Your Song”のWikipediaを見ると「歌詞を渡して15分で曲が出来上がった」らしく、ただ驚きました。
映画ではこういった話がしっかりと描写されていて、”Your Song”ができる瞬間は感動的なシーンです。

③I’m Still Standing

Elton John – I'm Still Standing

ベースで奏でられるハイテンポのリズムが耳に残り、聴いていると自然と元気が湧いてくる曲です。
そして動画を見てもらえれば分かりますが、PVがすごく独特ですね。
衣装やダンスが刺激的で、今のエンタメシーンにこんな映像は無いので、逆にすごく新鮮なPVで見入ってしまいます。
『ロケット・マン』の終盤で出てくる”I’m Still Standing”も見どころです。

イエスタデイ


「もしも明日、自分以外の全世界の人間がビートルズのことを知らない世界になったら?」という設定のもと、ビートルズの曲がどれだけ素晴らしいかを描いているフィクション映画です。
ビートルズだけでなく、ビートルズが影響を与えたアーティスト(例えばオアシス)や、コカ・コーラなんかも存在しない世界に様変わりしています。

基本情報

公開:2019年6月28日
時間:1時間 57分
監督:ダニー・ボイル
出演:ヒメーシュ・パテル

見どころ・感想

自分だけがビートルズの凄さを知っている主人公と、ビートルズの存在すら全く知らない周囲の人とのリアクションの差が面白いです。
特に、主人公が”Let It Be”のイントロを弾こうとすると、それに全く関心がなさそうに佇む家族たちがいて、「世紀の名曲を1番最初に聴けるんだぞ!」と怒り出す主人公のシーンに笑いました。
ビートルズの凄さを世界で共有しているから成り立つ映画なんだなぁと、この映画の存在自体にも面白さを感じました。

また、ビートルズの往年の名曲がひっきりなしに出てくるので、シンプルに楽しい映画です。
ビートルズを詳しく知らなくても、「この曲聴いたことがある」という曲がたくさん出てくると思います。
映画を見終わった後に、「あの曲ってどんな名前かな?」とこの映画をきっかけにビートルズに深くハマれるのではないかと思います。

映画で使用された曲

①Yesterday

Yesterday (With Spoken Word Intro / Live From Studio 50, New York City / 1965)

ビートルズと聞いて1番最初に思い浮かべる人が多い曲だと思います。
物凄くシンプルな曲なのに、とても惹きつけられます。

②The Long And Winding Road

The Long And Winding Road (Remastered 2009)

映画の中で印象的だった曲でした。
『イエスタディ』には、実はあのエド・シーランが出演しているのですが、劇中で主人公とエドが「即興で作った曲対決」をします。
その対決で主人公が歌った曲が、この”The Long And Winding Road”です。

(当たり前ですが)こんなのを即興で作られたら、エド・シーランでさえ勝てません。笑

③Hey Jude

The Beatles – Hey Jude

この曲も説明不要の名曲です。
“Hey Jude”に関しても、劇中でエド・シーランが面白い絡み方をしてくれます。
(このシーンは面白かったのでネタバレはしないでおこうと思います)

THIS IS IT

最後はこの映画。
マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』です。
彼が「最後のステージ」のつもりで「THIS IS ITツアー」を計画していましたが、その公演直前で亡くなってしまったため、急遽リハーサル映像をつなぎ合わせて制作された映画です。
当時、マイケル・ジャクソンが亡くなったというニュースが世界中で駆け巡り、Twitterのサーバーがダウンしたほど。
その後、彼の功績を特集するテレビ番組が放送されまくり、その勢いのままこの映画が公開されました。

僕ももちろん見たのですが、すごく覚えているのが、(話は派生しますが)当時は新型インフルエンザがちょうど流行っていた頃で、僕もかかってしまい映画の公開日に行けなかったんですよね・・・。
でもちゃんとインフルを治して、仕切り直して行った覚えがあります。懐かしい。

基本情報

公開:2009年10月28日
時間:111分
監督:ケニー・オルテガ
出演:マイケル・ジャクソン

見どころ・感想

映画で流れる映像はすべてリハーサル中に録画されたものです。
ただ、マイケルがリハーサルで行うダンスや歌唱は、「これ、リハーサル?」と思えるほど感動するものです。
この時のマイケルは50歳で、全盛期の力強さこそは薄れていますが、一挙手一投足に全く無駄が無く、すべての動作が美しいです。
バックダンサーとマイケルの動きの違いを見ると本当に一目瞭然です。
同じ振り付けで踊っているはずなのに、マイケルの動きには無駄が無く、力が抜けていてしなやかで、美しさを感じます。

ダンスだけでなく歌も本当に見る人を引きつけます。
リハーサルのためフルボイスで歌っている箇所はほとんどありませんが、唯一フルボイスで歌っている“I Just Can’t Stop Loving You”は圧巻のパフォーマンスです。
裏声の美しさが会場全体に響き渡り、鳥肌が止まりません。

映画で使用された曲

マイケルファンとしては、正直全部オススメなのですが、この映画の中で特に良い曲を挙げたいと思います。

①Human Nature

Michael Jackson – Human Nature (Audio)

この曲の魅力は、CDに収録された曲と、ライブでのパフォーマンスにすごくギャップがあるところです。
原曲では一定のテンポで淡々と歌われていくのですが、ライブではリズムに物凄く抑揚をつけてパフォーマンスされます。
マイケルはライブでは「焦らし」を多用するのですが、この曲でも僕たち観客を相当焦らします。
その静寂な「間」がHuman Natureにさらに魅力を与えていて、見る人を魅了します。

②Billie Jean

Michael Jackson – Billie Jean (Official Video)

“Billie Jean”は、あの「ムーンウォーク」のパフォーマンスを見ることができる曲です。
曲の中盤に伴奏のみのパートがあるのですが、そこでムーンウォークがなされます。

『THIS IS IT』に限らず、過去のパフォーマンスで度々ムーンウォークがなされてきたので、それらを見比べるのも一つの楽しさです。

③Man in the Mirror

Michael Jackson – Man In The Mirror (Official Video)

マイケルの曲の中でメッセージ性がとても強い一曲です。
1992年に行われた”Dangerous Tour”でも、この曲を最後に持ってきて「世界を変えたいなら、まず鏡の中の人(=自分)を変えるところから始めよう」というメッセージを歌に込めて熱くパフォーマンスしました。

「歌で世界を良くしたい」というマイケルの根本の思想が見える曲なので、『THIS IS IT』でも(リハーサルながら)熱いパフォーマンスで感動しました。

おすすめの洋楽映画についてまとめてみました。
このような映画は、アーティストを好きになるきっかけを与えてくれるのでぜひ見てみてください。


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