ビリー・アイリッシュのおすすめ曲紹介と、ヒットの理由を考察してみる

POP

2019年に“bad guy”でヒットし、今日まで話題を事欠かないビリー・アイリッシュ

僕はApple Musicのプレイリストをシャッフル再生していた時に初めて”bad guy”を聴いて、「なんだこのめちゃくちゃ低音の効いたカッコいいサウンドは・・・」と見事にハマっていきました。
日本だと”bad guy”がとにかくフィーチャーされますが、他にもおすすめしたい曲がたくさんあります。
そして、弱冠17歳でなぜ世界を獲ることができたのでしょうか?

今回はおすすめの曲紹介と、ビリー・アイリッシュがヒットした理由を考察していきます。

【ビリー・アイリッシュのおすすめ曲】

まずはおすすめの曲を紹介します。
超個人的主観を交えて好きな曲を紹介します。
加えて、少し解説もしていければと思います。

bad guy

Billie Eilish – bad guy

最初はまぁこれしかないですよね。

『ビリー・アイリッシュの「bad guy」が2019年全世界で最も売れたシングルに認定。TOP10も発表』

この記事にもあるように、シングルの楽曲としても2019年に最も売れた曲となっているので、まさに2019年を代表する曲と言えるでしょう。

この楽曲の魅力は、なんといっても特徴的なベースラインと、サビでのサウンドです。
腹の底で響くほどの低音が響くベースラインはイントロから鳴り出し、序盤で徐々に僕たちのテンションを盛り上げてくれます。
そしてビリーのささやき声でAメロ、Bメロと続き、「Duh(ダー)」という掛け声で一気にテンションMAXになります。

盛り上がり部分がはっきりしているのでライブでもノリやすい曲ですよね。

Billie Eilish – bad guy (Live From Austin City Limits)

このライブ動画なんか見ても分かりますが、「Duh(ダー)」で全員が一斉にジャンプします。
これは凄く楽しそうなライブですね。

そしてもう1つ特徴的なのが、曲の後半のテンポダウンの部分です。
wikipediaによると、序盤~中盤までは132~138BPMでまぁまぁテンポが速いんですが、終盤は60BPMとかなり遅くなります。

ガーっと一気に駆け上がって、最後はフワっと曲を着地させている、というイメージですね。
これ、個人的にはこのフワっと着地する部分があるからこそ、”bad guy”は曲を聴き終わっても余韻が残っているんじゃないかなって感じています。
もし、仮に135BPMくらいでそのまま駆け上がって終わる曲だったら、物凄く印象が残る曲にはなっていなかったんじゃないか?と思いました。

ちなみにこの曲で凄く印象的な「Duh(ダー)」というのは、これはただの掛け声ではなく、ちゃんとした歌詞なんです。
「何当たり前のこと言ってるんだ、今さら何を言ってるんだ」という意味です。

 

Ocean Eyes

Billie Eilish – Ocean Eyes (Official Music Video)

“bad guy”で売れる前の2016年にリリースしていた曲です。
“bad guy”とは印象がまったく違い、裏声が美しく、幻想的で落ち着く曲ですよね。
PVを見ると、メイクも今よりはナチュラルで、路線が若干違ったことがわかります。
これはこれで綺麗な曲なので聴いていて心地よいです。



Bellyache

Billie Eilish – Bellyache

2017年にリリースされた、ビリーの初期の曲です。
先ほどの”Ocean Eyes”と同様に今のイメージとは少し違い、サビに抑揚があって美しく、ノリが良い曲となっています。
とはいえ、曲の断片には今のサウンドにつながるような物凄くドスの効いた低音も混ざっています。
この頃から徐々にビリーらしさが垣間見えるのが分かりますね。



you should see me in a crown

Billie Eilish – you should see me in a crown (Vertical Video)

※虫が苦手な方は見ないほうが良いかもしれません。

この曲は、2019年にリリースしたアルバム“WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?”の4曲目に収録されている曲です。
2曲目の”bad guy”でビリーのサウンドに興味をそそられ、
4曲目の”you should see me in a crown”でビリーの世界に完全に引き込まれます。
もう、「ビリーの世界に引きずり込まれる」という表現の方が正しいかもしれません。
それほどダークなビリーの世界へ連れて行ってくれる曲です。



【ビリー・アイリッシュが残した実績】

さて、次にビリーがヒットした理由を考察していきます。

まずは、「ビリーは具体的にどれくらいのヒットをしたの?」と気になる方もいらっしゃると思うので、
改めてビリーアイリッシュの実績をおさらいしてみましょう。
2019年~2020年の活躍がとにかく凄まじかったですね。

▼2019年
・3月29日 アルバム”When We All Fall Asleep, Where Do We Go?”、シングル”bad guy”のリリース
アルバムがアメリカ、イギリスなど多くの国のチャートで1位を記録
bad guyはYou Tubeで9.3億回再生を記録

・7月11日 ”bad guy”ジャスティン・ビーバーリミックスのリリース

▼2020年
・2020年1月に行われたグラミー賞授賞式では、5部門で受賞。

Billie Eilish
Billie Eilish Read more about this and other GRAMMYs news at GRAMMY.com

中でも、主要4部門と呼ばれる最優秀レコード賞最優秀アルバム賞最優秀楽曲賞最優秀新人賞史上最年少で総取りして、トップアーティストとして地位を確固たるものにしました。



【なぜヒットしたのか?考察】

弱冠17歳で世界を獲ったビリー・アイリッシュですが、なぜここまでヒットしたのでしょうか?



圧倒的な個性

まずはなんといっても、ビリーの突き抜けた個性が世界を魅了したと言えます。
ビリー・アイリッシュは、これまで僕たちが見たことのないPVを世に送り出してきました。

PVを見ると分かりますが、ビリーの表現にはホラージャンルが多く引用されています。

when the party’s over

Billie Eilish – when the party's over

bury a friend

Billie Eilish – bury a friend

アルバム”WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?”のジャケットを見ても、ホラー映画のワンシーンのようなジャケットになっています。

このようなホラー的表現を見るとドキっとさせられますし、興味をそそりますよね。
それでいてティーンエイジャーのアーティストなので、他のアーティストには無い個性を感じさせられます。

若者を勇気づける発信

ビリーは飾らず、素敵な思想を持っています。

例えば、ビリーはチックとよばれる症状を持っていますが、この動画でもあるように、特にそれを隠すことはせず、公表しています。

トゥレットを隠さないポップの神童ビリー・アイリッシュ

チックを公表している理由は、「チックがあるからといって周りのみんなと何も変わらないし、それによって私(ビリー)をどういう人間か決めつけてほしくないから」
この発言は、チックを始め多くの症状を持つ人に勇気を与えたことだと思います。
とても素敵な考え方だと思います。

他には、10代ならではの率直な視点で発言しています。

世界最注目!新世代ポップアイコン「ビリー・アイリッシュ」に迫る 大ヒット曲「bad guy」を生み出したビリーの“こだわり”とは

「好きだと思うものを着ているだけだから、なんで好きなのかっていう理由を挙げられない」
どこにも忖度することなく、自分が感じたことを直感的に発言する姿は、これは10代に相当な影響を与えると思います。
(僕は10代ではないですが、それでも「カッコイイ・・・」と思います)

なんというか、哲学的ですね。
「それってそもそも正しいことなの?」とか、「そんなに複雑に考えなくても良くない?」とか、そんな視点で語りかけてくれて、僕たちに気づきを与えてくれます。

このようなビリーが発信する内容は、若者に勇気を与えたと思います。
曲自体の素晴らしさに加えて、素敵な人間性があるからこそ、ビリーをずっとウォッチしていたくなりますね。

有名人の後押し

ビリー・アイリッシュを「世界のビリー」にするためのピースとして、周りの有名人からの後押しもとても大きかったと思います。

実は、多くの有名人がビリーのファンであることを公言しています。
特に有名な人を挙げると、こんな感じ。

ジュリア・ロバーツ

Wikipedia より

サム・スミス

Wikipedia より

トム・ヨーク(レディオヘッド)

Wikipedia より

デイヴ・グロール(ニルヴァーナ、フー・ファイターズ)

Wikipedia より

村上隆


こんな面々に「ファンだ」と言われれば、やっぱりビリーの表現者としての凄みを感じられずにはいられません。



さらに、多くの有名人からファンを公言されるだけでなく、
2019年にはもはやダメ押しと言えることを成し遂げます。

それがジャスティン・ビーバーとの”bad guy”でのコラボです。

Billie Eilish – bad guy (with Justin Bieber) [Audio]

世界的アーティストのジャスティン・ビーバーとのコラボを果たすことで、まさに「世界のビリー」になったと言うことができます。
しかもビリーはジャスティン・ビーバーの大ファンということですから、本人にとっても大満足だったのではないかと思います。

というわけで、ビリーがヒットした理由には、以下の要素が大きかったことが考えられます。

  • 表現に圧倒的な個性があることで、ティーンエイジャーのアーティストの中でも突き抜けた存在だった。
  • 若者に勇気を与える発言をし、尊敬できる人間性を持っていた。
  • 世界中の有名人がビリーの認知度を広げてくれた。



【おまけ】

冒頭でも少しお話しましたが、僕が初めてビリー・アイリッシュを知ったのは、Apple Musicのヒット曲をまとめたプレイリストをシャッフル再生していた時でした。

その時は歩きながらイヤホンで聞き流していたと思います。
“bud guy”の重厚な低音が鳴り響いて、それまでなんの気なしに聞いていたけど、「ん?なんだこの曲は?ちょっとかっこいいぞ?」と聞き入るようになりました。

(この時点ではまだアルバムジャケットすら見ていない)

これはどんなアーティストなんだろう、と気になって、iphoneのロック画面を見て、アルバムジャケットが目に入りました。
するとこれ。

うぇっ、なんだこの怖い目は・・・!
と同時に、その目に見つめられた僕はなぜか目線を外すことができませんでした
なぜかこのジャケットに引き込まれてしまった。

そんなビリー・アイリッシュとの初めての出会いでした。


タイトルとURLをコピーしました