洋楽のトップアーティストたちに異変が・・・?
どうした2017年洋楽。
2010年代の洋楽を引っ張っているアーティストたちが、なぜか総じて「上がりきらない(=サビでの盛り上がりが低い)曲」をほとんど同じタイミングにリリースしているのです。
「あんなにポップで気持ちの良い曲ばかり出してたアーティストだったのに・・・」と、ちょっと落ち込みました。
最初はテイラーの今年の新曲を聴いたときに、この「上がりきらない」印象を受けたのですが、
「あれ、あのアーティストもなんかテンション低いな・・・」と、他のトップアーティストの曲も「上がりきっていない」ことが芋づる式にわかりました。
というわけで、そんな「上がりきらない」今年の曲をちょろっとまとめてみました。
2017のトップアーティストたちによる「上がりきらない」曲たち
Taylor Swift
Look What You Made Me Do
この曲のリリースは、告知が急でした。でも、いつの時代も新曲が発表されるのはワクワクしますね。
テイラー・スウィフトの公式LINEアカウントと、公式Twitterアカウントからよくわからないヘビの動画が送られてきて、
「お、そろそろテイラーの新曲が出るのかーやったー」とのんきに待っていました。
そして、いざ新曲が出たのでYou Tubeで聴いてみると・・・あ、あれ?なんかテンション低い・・・。
テイラーぽい、綺麗でもあり可愛らしさもあり、そしてとことんポップな音ではない・・・。
Maroon 5
What Lovers Do ft. SZA
テイラーの新曲をApple Musicで落として聴こうとしていたら、並んでマルーン5の新曲も出ていたので、
「おっ、マルーン5も新曲を出したのか」とこれまたワクワクしながらiPhoneに落として聴いてみました。
マルーン5といえば、ボーカルのアダムの伸びやかで綺麗な声が気持ち良い曲が多いバンド・・・あれ・・・?
なんか、アダムの声が全面に押し出されていないような気がする・・・。
Katy Perry
Swish Swish ft. Nicki Minaj
曲もファッションも超ポップなケイティ・ペリー。
彼女も新曲を出していたのをYou Tubeで見つけた(最初はこの短髪&金髪の人がケイティだとわからなかった)ので、聴いてみた。
あれ・・・ここがサビ?腹から声を出し切ってない!
ケイティ・ペリーの曲なのに、力強いサビじゃない!
総じて「上がりきらない」曲でした・・・。
超トップアーティストたちの新曲だったばかりに、すごく楽しみにしていたのですが、
「聴いていてすごく元気が出る」という曲ではありませんでした(個人的見解)
3年前はこんなにポップな曲であふれていた!
もし「2017年に入ってから上記の御三方を知った」という人がいたら、ぜひ3年前の曲を聴いていただきたいものです・・・。
だって、誰もが口ずさみたくなるような、耳に残ってすごく気持ちの良い曲があふれていたのだから!
3年前はこんな曲であふれていたんだ!
Taylor Swift
Shake It Off
そうそう、このリズム、このテイラー独特の声、わかりやすいサビ、覚えやすいフレーズ。
最初期の、カントリー調の曲から前作の「RED」でポップへと変貌し、そのポップさにさらに磨きがかかった”Shake It Off”
最高にポップな曲。
Maroon 5
Sugar
いやぁ~聴いていて気持ちが良いですね。
アダムの高い声がすごく活きている曲だと思います。
しかも、このPVが幸せすぎるPVで、曲を助長しています。
そうだ、マルーン5はこのアダムの高い声があってこそだ!
Katy Perry
Birthday
サビに入ると力強い声に切り替わり、ケイティ独特の「濃い」声になります。
どこまでもポップで、聴いていて自然と笑顔になれる曲だと思います。
はぁ・・・、2014年から2015年あたりは、こんなにポップな曲であふれていたのに・・・。
なぜ2017年に入って「上がりきらない」曲がぞろぞろとリリースされるようになったのか・・・?
次の章で、そのあたりを考えてみます。
2016~2017年は「上がりきらない」曲がトレンド??
上記御三方が今年に入って、あのような曲をリリースしていたように、「上がりきらない」のが昨今のトレンドなんでしょうか・・・?
そういえば最近聴いた曲の中で、「めっちゃ低テンションを保つ曲だなぁ~」と他人事のように聴いていた曲を思い出しました。
Migos – Bad and Boujee ft Lil Uzi Vert
Post Malone – Congratulations ft. Quavo
特に”Bad and Boujee”を聴いたときは、「おぉ・・・こんなにテンション低い曲があるのか・・・」とちょっとびっくりもしました。
でも、全米チャートで”2週連続で1位”という、めっちゃヒットしているのです。
これが最近の人たち(特にアメリカ)に受け入れられているということは、「上がりきらない」曲が作られる土壌はできている、ということですね。
また、音楽は時代を反映するものだから、2014年に比べて2017年の方が悲しい年ということなのか・・・?
ガンバレ、「ザ・ポップ」なアーティストたち
2014年には、ポップの王道を行くような曲を出していたアーティストたちが、軒並み「上がりきらない」曲をリリースしている・・・。
2017年はそんなテンションの低い曲がトレンドな年なのか!?
個人的には、Aメロ→Bメロとテンションが上がり、サビで一番盛り上がる、超気持ちの良い「ザ・ポップ」な曲が好きなだけに、この兆候は悲しい・・・
そんな中、あのアーティストはまだポップを駆け抜けてくれて、ホッとしています。
Bruno Mars – 24K Magic
われらがブルーノ・マーズ。
黄金の80年代からグランジが流行った90年代になっても、「キング・オブ・ポップ」として全く軸をブラさなかったマイケルのように、
ブルーノ・マーズも「ザ・ポップ」であり続けてほしいと願っています。
2017年は「上がりきらない」曲が多いと感じましたが、聴いていて気持ちの良い曲はやはり人を元気にしてくれます。
2017年、まだまだあと2か月あるので、ポップな曲たちが出てきてくれ~。