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マイケル・ジャクソンと国際協力

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マイケル・ジャクソンは「国際協力の人」

マイケルの曲やダンスは度々取り上げられますが、「国際協力」という側面のマイケルをご存知ですか?

マイケルは、アーティスト活動を通じて世界をより良い場所にしようと本気で取り組んだ人でした。それは20代の時から死ぬ時まで、人生のほとんどの時期に渡ります。

 

実は、僕はそんなマイケルの姿勢にとても感銘を受けて、人生の進路が変わった人です。

高校生の時、それまでスポーツに関する仕事に興味があったのですが、マイケルに出会ったことで「エンタメで世界を楽しくしたい」といつ思いが強くなり、

大学では国際協力の学生団体に所属し、そして今はエンタメ業界の会社で仕事をしています。

 

そのくらい、マイケルの国際協力という側面には素晴らしさがあるので、ぜひ知ってもらいたい!

ということで、「マイケル・ジャクソンと国際協力」というテーマで、3つの曲を取り上げて語ります。

また、それぞれの曲に対する僕の考えや思いも添えましたので読んでいただけると嬉しいです。

 

We are the World

We are the Worldは、1985年にリリースされた曲です。

僕は音楽以外にも絵画が好きなのですが、その絵画や音楽の鑑賞を通じて、「社会と芸術の密接性」について常々考えていました。

社会と芸術は、密接な関係を持っています。戦争が起きればゲルニカのような作品が生まれ、景気が良くなれば80年代のような前向きな雰囲気の音楽が生まれる。

音楽でも、ロックは反社会性という側面を持ち、若者の思想に影響を与えました。

そんな中、We are the Worldは社会的変化に影響されつつ、「音楽の力でアフリカを救おう」という明確なコンセプトのもと作られた作品です。(We are the Worldが作られるきっかけになったのは、エチオピアで起きた飢餓です。)

当時高校生だった僕は、「音楽の力で国際協力をしよう」という姿勢で世界トップのアーティストたちが本気で歌う姿にとても感動しました。

今まで「芸術は社会の構造の中で生まれる一方的なもの」だと思っていたけど、「芸術から社会に対して影響を与えられる可能性がある」ことを初めて知りました。

この時、芸術作品に対する可能性を感じました。We are the Worldのような作品を作って人々を啓蒙できれば本当に世界は良くなるんじゃないか、と。

僕がエンタメ業界を志したきっかけになった曲です。

 

Man in the Mirror

Man in the Mirrorは、アルバム「Bad」に収録されている曲です。

1992~93年に行われたライブ「Dangerous Tour」のラストで披露され、2009年に行われるはずだった「THIS IS IT」のラストでもこの曲が起用予定でした。

それほどマイケルはこの曲に大きなメッセージを託していました。それは、歌詞を見てみれば分かるでしょう。

 

I’m starting with the man in the mirror

鏡の前にいる「その人」を変えるんだ。

I’m asking him to change his ways

「その人」の行動を変えよう。

And no message could have been any clearer

そして、こんなにシンプルなメッセージは無いと思うんだ、

If you want to make the world a better place

もし世界をより良い場所にしたいなら、

Take a look at yourself, and then make a change

自分自身を見つめて、変えることから始めよう。

 

「もし世界をより良い場所にしたいなら、自分自身を見つめて、変えることから始めよう。」

もう、これ以上ない真理だなと思います。

自分が変わらなければ周りは変わらない。周りを変えたいなら自分自身を変えよう。

僕はこの曲をきっかけに、「周りで起きていることは良かろうが悪かろうが自分の責任だ、そしてそれは自分次第でどうにでもなる」と考えるようになりました。

こう考えるようになったおかげで、自分の行動に勇気が湧いてきました。

自分の行動に対して責任と勇気を手に入れたおかげで、物事を成し遂げるまで諦めない気持ちも持ち合わせることができました。

僕が人生で1番影響を受けた曲です。

この曲の歌詞が僕の人生の支えになっています。

 

Heal the World

Heal the Worldは、アルバム「Dangerous」に収録されている曲です。

We are the World、Man in the Mirrorに引き続き、「世界を癒そう」というシンプルなメッセージで世界をより良くしようとしました。

この曲名にちなんだ「Heal the World基金」という基金があるのをご存知でしょうか。

何が凄いかって、マイケルは、「Dangerous Tour」の収益を全て「Heal the World基金」に寄付したんです。全てです。全収益です。

この基金によって、ルーマニア、サラエボ、イギリス、グルジアなど、あらゆる国の子どもたちにワクチンや救援物資を送りました。

90年代というロス暴動やバブル崩壊など経済や社会の雰囲気が下火に傾く中で、「いや、それでも世界は良くしていかなくちゃ」という一貫した姿勢で寄付を続けていました。

実は、マイケルはこの一連の国際協力活動が評価されて、ノーベル平和賞に2度ほどノミネートされています。また、「寄付金額が全世界の誰よりも多い」というギネス記録も持っています。

 

当時高校生だった僕は、We are the Worldでマイケルの国際協力に対する活動は知っていましたが、ここまで長く、そして大規模に活動しているとは知りませんでした。

We are the World、Man in the Mirrorに続いてこの曲にも大きな感銘を受けました。

そして、この曲についても歌詞が大好きなので、ぜひ知ってもらいたいと思い、以下に引用します。

Heal the world

世界を癒そう

Make it a better place

より良い場所にしよう

for you and for me and the entire human race

あなたと私、そしてすべての人々のために

There are people dying

人々は死んでいる

if you care enough for the living

もしあなたが生きている人のために思う気持ちがあるのなら

Make a better place for you and for me

より良い場所にできるさ。あなたと私のために

 

 

国際協力がマイケルにとっての「音楽を続ける理由」だった

今こうして振り返ってみると、マイケルがなぜこの様な曲を作り続けてきたのか、なんとなく思いが馳せられるような気がします。

マイケルは10歳の時時に「Jackson 5」というユニットでメジャーデビューをしました。

 

10歳の時から家族の貧しさを癒やすために音楽シーンのトップを走り続けて、マイケルにはお金を稼ぐことと音楽以外の選択肢がありませんでした。

(だからこそ、若い頃からビートルズの版権を買って安定した収入を得たかったのかなと思います)

ただ、アルバム「Thriller」によって世界の誰も到達していないところまで来ました。(約1億1000万枚を売り上げ)

この時、お金を稼ぐこと以外に音楽を続ける意義を見出したかったのかな、と思います。

その証拠として、「Thriller」を皮切りに、それ以降の音楽活動の中で国際協力に関わる曲をリリースしているのです。

  • 1982年にアルバム「Thriller」をリリース
  • 1985年に「We are the World」をリリース
  • 1987年にアルバム「Bad」をリリース(Man in the Mirrorが収録)
  • 1991年にアルバム「Dangerous」をリリース(Heal the Worldが収録)

なぜ音楽をするのか?歌が上手いから?手足が長いから?才能があるから?努力ができるから?お金のため?

色んな理由を考えては葛藤したんだと思います。

そして、「音楽によって世界をより良くする」ことが、彼なりに音楽を続ける理由になったんだと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

紹介した3曲とその背景にある国際協力活動を知ると、マイケルは、名実共に「音楽によって世界を変えた人」だと思います。

僕も改めてこうして影響を受けた曲と当時の感情を思い出すと、「エンタメによって世界を変えたい」という夢を持ってよかったな、と思います。

この経験があったからこそ、大学での国際協力活動や今の仕事を頑張ることができる。

言わば「原体験」です。

今回の記事を通じてマイケルの国際協力という側面を知った方が増えたら嬉しいです。

そして、この思想をもっと多くの人と共有して、みんなで世界をより良い場所にしていきたいです。


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Fujiki galleryの管理人。 ゲームプランナーをしています。 大学時代には、美術・芸術を専攻。 Twitter(@Fujiki_Gallery)では音楽、美術中心につぶやきます。