【まとめ】ヨーロッパに行くなら押さえておくべき5つの美術館

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こんにちはFujiki(@Fujiki_Gallery)です。

 

今回は、ヨーロッパの美術館を紹介します。

 

僕は大学生の時に、ヨーロッパ10カ国を周遊して13の美術館を巡ったことがあります。

「とにかくたくさんの絵を見たくて、たくさんの美術館を回りたい!」という気持ちしかなかったため、食と宿は犠牲にして(危うくミュンヘンで一文無しになるところでしたが)、主要な美術館をほとんど回ることができました。

そんな僕も、ヨーロッパに行く前は、「この絵見たいけど、どの国のどの美術館にあるんだ?」と調べてはメモり、また調べてはメモり、の繰り返しで苦労しました。

「これからヨーロッパに旅行へ行って、有名な絵は見ておきたい」という方へ、ぜひこの記事を届けたいです。

有名な絵がどこにあるのかを図にして一発で分かるようにまとめました。

 

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「ヨーロッパに行くならコレだけおさえとけば大丈夫!」っていう超主要な絵だけをまとめています。
では、都市別に詳しく見てみましょう。

 

ロンドン

①ナショナル・ギャラリー

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施設情報

  • 入場料
    • 国営施設のため、入場料は無料です。
    • 入場無料ですが、美術館の維持のために、入り口には寄付金を入れることができる容器が置かれています。
  •  写真撮影可
    • 2014年夏から撮影可能となりました。
  • 日本語パンフレット有り
    • 他にもヨーロッパの主要言語や韓国語、中国語等のパンフレットが置かれています。

 

主な作品

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フィンセント・ファン・ゴッホ 《ひまわり》1888-1890年 ©ナショナル・ギャラリー

言わずと知れたゴッホの代表作。

実は、ゴッホの《ひまわり》は7点制作されています。

そのうちの1点は日本にあるんです。新宿にある、損保ジャパン日本興亜美術館で展示されています。

1987年に58億円で購入され、当時はニュースになりました。

 

アルノルフィーニ夫妻の肖像

ヤン・ファン・エイク 《アルノルフィーニ夫妻の肖像》1434年 ©ナショナル・ギャラリー

美術の教科書や美術史の資料に必ず出てくるこの絵。

その精緻さがとても高く評価されている絵です。

これは実物を見ると分かるのですが、とっても細かいところまで丁寧に描き込まれています。

例えば、画面中央にある丸い鏡。これをよく見ると、この夫妻の後ろ姿がちゃんと反映されています。

他にも、布の重みが実感できるような襞の描き方など、その精密さに目と心が引き込まれるような感覚になります。

これまで見てきた絵の中で、1番目をまんまるに見開いて見た記憶があります。

 

アニエールの水浴

ジョルジュ・スーラ 《アニエールの水浴》1884年 ©ナショナル・ギャラリー

《グランド・ジャット島の日曜日の午後》で有名な、点描画家のスーラ。

ここナショナル・ギャラリーにも展示されていました。

点描画だからこそ表現できる温かい質感があり、また日常風景を映しながらも抽象的な人の描き方でどこか悲しげな雰囲気のある作品です。

 

岩窟の聖母 ロンドン

レオナルド・ダ・ヴィンチ 《岩窟の聖母》1495-1508年©ナショナル・ギャラリー

《岩窟の聖母》という同じ名前の2作品のうち、一つがこのナショナル・ギャラリーに展示されています。(もう一つはルーブル美術館にあります)

ルーブル美術館の作品と比べて、十字架や頭上にある光など宗教色のより強いことが特徴です。

僕は人間味が強くてマリアの母性が感じられるルーブル版の方が好みです。

 

パリ

 ②ルーブル美術館

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施設情報

  • 入場料
    • 15ユーロ
  •  写真撮影可
    • モナ・リザの前で記者会見かな?っていうくらいたくさんの人に撮影されています。
  • 日本語パンフレット有り
    • インフォメーションコーナーがあるので、パンフレットで分からない情報はここで解決できると思います。

 

主な作品

アルノルフィーニ夫妻の肖像

レオナルド・ダ・ヴィンチ 《モナ・リザ》1503-1519年©ルーブル美術館

説明不要の、世界一有名な絵です。

この絵の前には、記者会見かと言わんばかりに人がごった返してるので、人の波に流されないように頑張って1番前まで近づいて鑑賞しましょう。

 

アニエールの水浴

ウジェーヌ・ドラクロワ 《民衆を導く自由の女神》1830年©ルーブル美術館

これも有名な絵です。

Cold Playの“Viva La Vida”のCDジャケットにも使用されていました。

女神の力強さと、彼女に率いられて自分たちでも鼓舞していこうとする様が、ドラクロワがフランス革命に託した想いとして伝わってきます。

 

美しき女庭師

ラファエロ・サンティ 《美しき女庭師》1507年©ルーブル美術館

ラファエロの代表作です。

この絵の特徴は、構図の美しさ

マリアの右肩からイエスの足先にかけての線と、マリアの左肩からヨハネの後ろにある草にかけての線が、綺麗な二等辺三角形の構図をなしています。

これが絵全体に安定感美しさを醸し出している理由です。

この構図に多くの人が魅了されています。

 

岩窟の聖母 ロンドン

ジャック=ルイ・ダヴィッド 《皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式》1807年©ルーブル美術館

ドラクロワの、動的で劇画的な絵を描くロマン主義とは相反する、古典主義と呼ばれる絵です。

この絵の最大の特徴は、縦10m×横6mと、その巨大さです。モナ・リザの向かい側に展示されている「カナの婚礼」に次いでルーブルで2番目に大きい絵です。

この絵に登場する人たちは本物の人と同じくらいの大きさにもなります。

 

 

 

③オルセー美術館

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施設情報

  •  入場料
    • 12ユーロ
  •  写真撮影可
    • 元々は撮影可能だったのですが、一度禁止となり、2015年春に再度解禁となりました。

 

主な作品

美しき女庭師

ピエール=オーギュスト・ルノワール 《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》1876年©オルセー美術館

パリのダンスホールである「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」で催された舞踏会を描いたルノワールの代表作です。

舞踏会に参加する人たちの服に木漏れ日が反射して、絵全体に柔らかい印象を与えます。

この柔らかい絵はルノワール独特の味といえます。

 

美しき女庭師

フィンセント・ファン・ゴッホ 《自画像》1889年©オルセー美術館

ゴッホの自画像は大量に制作されていますが、その中でも特に有名な絵でしょう。

背景と顔、服全体にかかる「うねる模様」がこの絵を唯一たらしめています。

ずっと見ていると飲み込まれそうになる背景と眼光です。

 

美しき女庭師

ジャン=フランソワ・ミレー 《落穂拾い》1857年©オルセー美術館

日本では特に人気のある、「落穂拾い」です。

この世俗的な風景は、農耕民族である私達に響くものがあります。

 

美しき女庭師

クロード・モネ 《戸外の人物習作(左向きの日傘の女)》1886年©オルセー美術館

青・白と緑・橙で画面を分断し、真ん中に傘を持つ女性を立たせている構図が安定感を与えられる作品です。

顔のパーツがはっきりと描かれていませんが、「習作」なので無理もありません。

ただ、この朦朧さが本当にこの風景があるかのように見え、またなぜか懐かしくもなります。

 

 

フィレンツェ

 ④ウフィツィ美術館

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施設情報

  •  入場料
    • 8ユーロ
  •  写真撮影可
    • 2014年6月より撮影可能になりました。

 

主な作品

美しき女庭師

サンドロ・ボッティチェッリ 《プリマヴェーラ》1482年©ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館の目玉で、日本でも馴染みのある作品です。

キューピッド三美神フローラなど神話に登場する人物が描かれています。

各人物のポーズが、とても均整が取れていて、9人もの人間が1画面にいるのに、落ち着いた印象を与えてくれます。

 

美しき女庭師

サンドロ・ボッティチェッリ 《ヴィーナスの誕生》1484-1486年©ウフィツィ美術館

広告やCMやサイゼリヤで使われて、すっかり日本にも定着している絵の一つです。

実物を見ると、絵は1.72 m x 2.78 mとかなり大きく、美しさに加えて迫力も与えてくれます。

 

美しき女庭師

レオナルド・ダ・ヴィンチ 《受胎告知》1472-1475年©ウフィツィ美術館

天使ガブリエルがマリアにお腹にイエスを身ごもっていることを伝えて、その事実にマリアが困惑するシーンです。

実物を見ると、天使ガブリエルの翼が本当に細かく描かれていて、それだけで感動させられてしまいます。

 

ローマ

⑤バチカン美術館

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施設情報

  •  入場料
    • 16ユーロ
  •  写真撮影可
    • ただし、併設のシスティーナ礼拝堂内は撮影不可です。
    • 係員の人が「Be quiet…, No Picture…」と延々と囁いています。

 

主な作品

美しき女庭師

ラファエロ・サンティ 《アテナイの学堂》1510年©バチカン美術館

哲学の教科書で見たことがる人も多いのではないでしょうか。

この絵は額縁に描かれているのではなく、1つの部屋の壁一面に描かれています。

有名な哲学者が一堂に会していて、誰がアリストテレスだ、誰がプラトンだと高校生の時に覚えた記憶があります。

 

美しき女庭師

ミケランジェロ・ブオナローティ 《最後の審判》1536-1541年©システィーナ礼拝堂

この絵はシスティーナ礼拝堂にありますが、バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂は繋がっているので、合わせて紹介します。

システィーナ礼拝堂は建物がとても大きく、「最後の審判」は壁一面に描かれているので、その細部を見ようとすると、かなり首が痛くなります。

また、観光客が絶えず大量に押し寄せるので、この絵の近くでゆっくり鑑賞するのは難しいかもしれません…。

 

美しき女庭師

ミケランジェロ・ブオナローティ 《アダムの創造》1511年©システィーナ礼拝堂

同じくシスティーナ礼拝堂の、今度は天井画の一部です。

「アダムの創造」だけ特に有名ですが、他にも天井一面に「創世記」をテーマにした絵が9場面描かれています。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回は、「食も世界遺産もバランス良く楽しみたい!せっかくだから絵も見ておきたい!」という人に向けて、

超有名どころだけを集めて、「これだけ見とけば大丈夫!」というところで簡単にまとめてみました。

参考になれば幸いです。


by
Fujiki galleryの管理人。 エンタメに関わる仕事をしています。 大学時代には、美術・芸術を専攻。 Twitter(@Fujiki_Gallery)では、洋楽を毎日紹介する他、面白いと思った情報をつぶやいています。